【新エネルギー】再生可能エネルギーについてあなたはどれだけ知っていますか?【エネルギーの未来】
はじめに
どうも。ワセドリです。
みなさんは再生可能エネルギーについてどれくらいの知識がありますか?
まあ、本当に人それぞれだとは思います。この再生可能エネルギーは地球温暖化が進む現代でとても注目すべきエネルギーです。今後テクノロジーが発展していくにつれて、絶対に伸びる産業の一つです。
そんな未来の可能性に満ちている再生可能エネルギーについて、今回は調べてきたのでご紹介します。
再生可能エネルギーとは
再生可能エネルギーがなんなのか知らない人も多いと思うので、ざっくりと見ていきましょう。
再生可能エネルギーの定義
エネルギー供給構造高度化法においては、「再生可能エネルギー源」について、「太陽光、風力その他非化石エネルギー源のうち、エネルギー源として永続的に利用することができると認められるものとして政令で定めるもの」と定義されています。
具体的には、太陽光、風力、地熱、中小水力、バイオマスなどです。
めっちゃわかりやすい鷹の爪団の動画
再生可能エネルギーわかりやすくコミカルに説明しています。動画時間は10分ですが、肝心の説明は冒頭にあるのでちょっと見てみては?
資源エネルギー庁×鷹の爪「みんなで支える再生可能エネルギー」
再生可能エネルギーを広めるには、人々の再生可能エネルギーに対する理解が必要です。
再生可能エネルギーの今後
国際エネルギー機関(IEA)によると、世界の再生可能エネルギー発電能力が5年間で50%拡大する見込みがあるそうです。また、住宅やビルなどへの太陽光発電設備の設置が進むとみています。日本でも太陽光発電で電気を売り買いしている人が増えてきていますよね。
IEAの再生可能エネルギーに関する年次報告によると、再生可能エネルギーの発電能力は昨年の2.5テラワット(TW)から2024年までに1.2TW増加するそうです。これは米国の現在の発電能力に匹敵する規模に達する見通しです。ほんとにそんなにデカい規模になるのでしょうか。
増加分の約60%を太陽光発電が占め、25%が風力発電です。やはり太陽光と風力の二大勢力のようですね。どこの地域でも利用可能であるところが地熱・水力と比べると大きな点です。
IEAのビロル事務局長は「再生可能エネルギーはすでに世界で2番目の電力源となっているが、環境や大気浄化、エネルギー確保の長期目標を達成するためには、関連設備の整備を加速させる必要がある」と述べています。
地球温暖化や資源の枯渇を考えると、再生可能エネルギーの開発は今後も継続されるでしょう。再生可能エネルギーは、まさに再現性の高い未来のエネルギーと言えます。
地球温暖化を防ぐために
地球温暖化が深刻であることはみなさんご存知だと思います。前回の記事で、地球温暖化について扱ったのでそちらもどうぞ↓
さて、地球温暖化の対策にはさまざまな方法が議論に上がっています。Time紙によると、エンパイロメンタリストとエネルギー産業で主張が分かれているようです。
エンパイロメンタリスト(環境保護論者)は、長年、地球温暖化対策には再生可能エネルギーもエネルギーの効率化二酸化炭素の排出に制限をかけることを主張してきています。一方で、エネルギー産業は従来の化石燃料を利用した発電を減らす方法の模索に集中してきました。
どちらの主張を優先すべきなのかで議論が分かれているようです。しかし、実際、今日の気候変動は壊滅的に深刻なものであり、全てのアイデアに選択の余地があります。なによりも、二酸化炭素の排出が少ない経済を如何に創り上げるかが重要なのです。
そのために全世界が共同してやらなければならないことは、大きく分けて次の4つです。
二酸化炭素排出量の制限は、国際協定で対策がなされています。京都議定書や2015年のパリ協定で国家の二酸化炭素排出量に制限がかけられています。しかし、それでも世界の二酸化炭素排出量は増加する一方です。
再生可能エネルギー、CSS(二酸化炭素を地中に埋める技術)などの開発も積極的に進めなければ二酸化炭素の排出は増加し続けます。
かつてないレベルでのCO2排出量
二酸化炭素の排出量は近年で爆発的に伸びてきています。石炭・石油・ガスの発電によるものが多いです。また、工場、車、トラックから出る排気ガスも大量に温室効果ガスを含んでいます。
1950年以降での二酸化炭素排出量は、それ以前の数百年分よりも高いレベルになっていることが研究でわかっています。地球の歴史においても、これまでの100倍のレベルで二酸化炭素の排出量が増えています。
地球温暖化により引き起こされていること
- 酷暑と熱波
- 暴風雨の増加
- 北極の氷の縮小
- 農作物生産量の減少
- 沿岸洪水
- 熱中症の広がり
この他にもさまざまな問題があります。同時多発的に環境問題が起きると、人間や動物の生存が危うくなります。生きるか死ぬかの問題に直面していると言っても過言ではありません。
再生可能エネルギーを導入する者たち
現在、再生可能エネルギーの導入を進めている国、企業は沢山あります。その中で、Appleと中国という今後も伸びるであろう企業と国がどのような活動をしているのか見ていきましょう。
アップル社のエネルギー方針
米Appleは毎年2億台以上の電子機器を製造しているビックカンパニーです。当然、スマートフォン「iPhone」やノートパソコン「MacBook」などの生産には多くのエネルギーを必要とします。
こうしたことから、Appleは地球上で最も「クリーン」な企業になることを目指しています。
Appleの大規模なクリーンエネルギープログラムは2015年にスタートしました。中国で使用するエネルギーの全てを再生可能エネルギーでまかなうことを目指しています。(アップル製品・部品の多くは中国で生産されています。)
現在、世界中にあるAppleの施設はすべて100%再生可能エネルギーで稼働しています。さらに2011年以来、Appleのエネルギー使用量は3倍以上増加したのにもかかわらず、事業による炭素排出量は64%削減されました。
また、Apple社はカーボンフットプリントを小さくする取り組みを熱心に行っています。カーボンフットプリントとは、商品の原材料調達、廃棄、リサイクルまでに排出される温室効果ガスを、商品に表示する仕組みのことです。2015年以来、Apple社はそのカーボンフットプリントを全体で35%削減しました。
Apple社は世界有数の企業ですが、環境への配慮もぬかりない会社なのです。
中国のエネルギー事情
急速な経済発展を遂げている中国も再生可能エネルギーの開発に着手しています。21世期に入り、中国のエネルギー消費量は経済成長と共に急速に増加し、今日では、世界最大のエネルギー消費国、最大のCO2排出国となっています。
中国は石炭の利用を中心にエネルギーを生み出しています。その結果、様々な環境負荷物質が排出され、深刻な環境問題を引き起こしています。
こうした問題を解決するため、中国はエネルギー構造転換を進め、自然エネルギーの拡大を強力に進めています。報告書によると、中国は今後10年で、新たな太陽光と風力発電を導入し、石炭の消費を減らすことを目標にしています。
実際に、中国の再生可能エネルギーへのエネルギー転換は進んでいます。太陽光発電と風力発電のコストは2010年から2017年にかけて、70%から25%に減っています。
参考
さいごに
地球温暖化による環境問題が深刻な現代で、再生可能エネルギーの開発は進んでいくことでしょう。時代の波に取り残されないように我々日本人も目を光らせておく必要があります。
というのも、日本は原子力発電所の稼働をストップしており、国内の発電の大部分を火力発電に頼っているからです。このままでは、地球温暖化の戦犯国になってしまいます。
環境についての配慮は世界規模でのトレンドです。日本でもなんとか再生可能エネルギーを広めたいものですね。
次回はCCS(Carbon dioxide Capture and Storage)を取り扱います。お楽しみに。
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