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【Global Warming】地球温暖化の国際的な取組みと課題について【京都議定書とパリ協定の違い】

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はじめに

どうも。ワセドリです。

 

最近は暑いですね。夏が近づいてきた感じがします。

でも、夏はやっぱり涼しい方がいいですよね。蒸し暑いのが苦手なのは筆者だけではないはず。

 

こんなに蒸し暑いのは、もしかしたら地球温暖化のせいかもしれません。ということで、今回は地球温暖化について調べてきました。

 

地球温暖化がどういうものなのかは、筆者を含め、みなさん分かっているといます。そこで、地球温暖化の国際的な取組について調べてきました。

 

地球温暖化をバチコり対策して、みんなで涼しい夏を作り上げましょう!

 

地球温暖化の原因

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まず最初に言っておきたいのは、「地球温暖化の原因は人類にある」ということです。陰謀論とか信じちゃってる人は、地球温暖化なんてしてないと主張していますが、科学が証明しています。

 

その根拠は「ゴールドスタンダード(黄金律)」と呼ばれる非常に精度の高い研究であると、米国のチームの研究で明らかになっています。

 

そのチームは、衛星が観測した過去40年間の気温上昇を解析しました。その結果、人類の活動と地球の表面温度上昇の関連性は、ほぼ確実とされる「ファイブシグマ」の水準に達していると指摘しました。

 

ソース

jp.reuters.com

 

温室効果ガス

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地球温暖化の人為的原因は化石燃料の燃焼です。

 

化石燃料の燃焼によって排出される二酸化炭素などの温室効果ガスが大気中に滞在し、熱をためます。そして、地球の気温が上昇し、干ばつ・猛暑・海面上昇が引き起こされています。

 

そのため、温室効果ガスの排出を削減することが、国際的な地球温暖化を防ぐ取組みとして掲げられているのです。

 

国際的な取組み

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地球温暖化対策の国際的な取組みについて見ていきましょう。地球温暖化の国際規模の定策は、主に国際条約や国際会議で決定されます。

 

国連気候変動枠組条約

国連気候変動枠組条約は1992年に採択され、全国連加盟国が参加を義務付けられた国際条約です。世界のほぼ全ての国が参加するほどの、めちゃくちゃでかい規模で事が動いています。

 

この国連気候変動枠組条約が、現在の地球温暖化対策の基礎になっています。

 

この条約の目標は、大気中の温室効果ガス濃度の安定化です。そのために、各国に温室効果ガスの削減計画の策定・実施、排出量の実績公表などを義務付けています。また、先進国には追加義務として、途上国への資金供与や技術移転の推進などが与えられました。

 

これはCBDRRC(Common But Differented Responsibilities and Respective Capabilities)と呼ばれる、それぞれの国の発展度に応じて気候変動についての責任が変わるという原則に基づいています。

 

※CBDRRCについて詳しくはこちら

climatenexus.org

 

 

先進国は、たくさん二酸化炭素だしてるから責任とってよね…ってことです。

 

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先進国に課せられた、責任とってよねのイメージ

 

京都議定書

京都議定書は1997年採択された国際協定です。 京都議定書はまさに先程のCBCRRCの原則に基づいています。というのも、先進国だけに温室効果ガス削減を義務付けた協定なのです。

 

具体的には、温室効果ガスを2008年から2012年までの間に1990年比で約5パー削減することを目標としています。4年間で5%削減って少ないような気もしますが…

 

しかし、この協定には当時最大の排出国であったアメリカは批准しませんでした。まじでアメカスさんさぁ…

 

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アメリカさん頼むよ〜

 

また、発展途上国新興国が急速な経済発展と共に温室効果ガスの排出率を増加させたことが課題として生まれました。今の中国は、この時はまだ新興国でしたからね。

 

このように、京都議定書には課題がありとても不完全なものでした。このままでは地球温暖化が改善されるとは到底思えないですよね。

 

そんな中新しく採択されたのがパリ協定です。

 

パリ協定

パリ協定は2015年に採択されました。京都議定書に代わる2020年以降の温室効果ガス排出削減のための新たな国際的枠組です。

 

パリ協定は歴史上で初めて、全ての国が参加する公平な合意。主要排出国を含む全ての国が削減目標を5年ごとに提出・更新し、実施状況の報告とそのレビューが義務付けられています。かなり厳密に取組みをするのですね。

 

目標は世界の平均気温上昇を産業革命以前に比べて2℃より低く保ち、1.5℃に抑える努力をすることです。(この抑える努力をするって考えが弱い方針だなぁと個人的に思います笑)

 

いずれにせよ今年、2020年から国際的に二酸化炭素の排出削減が進められるということです。

 

これまでの成果

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これまでの成果は、二酸化炭素の排出がどれくらいであったかを見ることで明らかになります。詳しく見ていきましょう。

 

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二酸化炭素排出量の推移

このグラフは、IEA(国際エネルギー機関)が作成したグラフです。えんじ色はアメリカやEUなどの先進国、紅色はそれ以外の国を表しています。

 

えんじ色の先進国の二酸化炭素排出量は、ほぼ横ばいで緩やかに減少していることが見て取れます。一方で、紅色で示された新興国発展途上国における二酸化炭素排出量は年々著しく増加しています。

 

これは、京都議定書での締約国が先進国だけであったことが原因ですね。

 

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国別の二酸化炭素排出量推移

こちらのグラフもIEA(国際エネルギー機関)の作成したグラフです。国ごとの二酸化炭素排出量の推移がわかりやすく記されています。

 

中国、インドという近年における経済発展の著しい国での二酸化炭素排出量が増加していることが分かります。特に中国がヤバイですね。どんだけ二酸化炭素排出してんねん。

 

さらに2007年以降、アメリカの排出量は減少していますが、他の先進国では排出量に大きな変化は見られません。

 

なんのための京都議定書だったのでしょうか。そりゃグレタも怒るわな。

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怒るグレタの顔


 

これまでの成果としては、京都議定書による先進国の二酸化炭素の排出量はの減少(微々たるもの)が挙げられます。

 

しかし、最初のグラフの通り、世界の二酸化炭素排出量は年々増加しています。今後の課題は、新興国発展途上国二酸化炭素排出量をどう抑えるかにあります。

 

今後解決すべき課題

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今後解決すべき課題は、先ほども述べた通り、中国やインド等の新興国での二酸化炭素排出量をどう減らすかということです。

 

経済の発展により、工業化・農業の近代化が進むことで、エネルギー消費量は増加します。それに伴い、二酸化炭素排出量も増加します。今の先進国が辿ってきた道筋で経済発展を続けていくと、今後とも二酸化炭素排出量が増えることは日を見るより明らかです。

 

そのため、経済発展を妨げずに温暖化対策をする解決策が必要になります。現状その解決策は確立されていませんが、再生可能エネルギー・新エネルギーの効率化と開発が脚光を浴びています。

 

先進国がいち早くそれを実用的なレベルで導入し、新興国に扶助することで二酸化炭素の排出量を大幅に削減することができるでしょう。

 

先進国だけではなく、それ以外の国も協力しなければ、地球温暖化対策になりませんから。

 

参考文献

www.nationalgeographic.com

time.com

 

 

ファクトフルネスはためになるから読んでおいた方がええですよ。

 

さいごに

地球温暖化のせいで、我々の夏は地獄のように暑くなります。どげんかせんといかんですよこれは。

 

地球温暖化対策には、世界中で協力することが必要不可欠ですが、我々一人ひとりが世界を構成しています。自らの意識を変えない限り、永遠に地球は暖まります。

 

それと同時に、再生可能エネルギー・新エネルギーがバズる時代が来るでしょう。だってそれがないとどうにもならないんですから。今のうちにいろいろ調べておけば、時代の波に乗れるかもしれませんね。

 

暑いのは嫌いです。それでは。

 

 

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